ほんとは怖いボイドタイム
アメブロではなかなか書きづらい事を、こちらでは書いてみようかと思います。
先日、アメブロの方でも、「ボイドタイム」について書きましたが、1985年に出版された石川源晃先生の著書「ボイド占星学」には、ボイドについて、
なかなかエグい事が書いてあります。
アメブロとは別に、ひとつの「読み物」としてとらえてもらえれば。
ボイドタイムというのは、
「月が他の惑星とアスペクトを取らない時間帯」という事で、「空虚、空白、無駄、無効」という意味が「void(ボイド)」という単語にはあります。
この時間帯には、一般的に、人間の感覚が敏感になり、想像力が活発化する。それでいながら、この時間帯に決断した事、あるいは、行動開始した事が、当初の目論見から大きく外れて、予想外の結果を招く事が多いのだそうです。
これは、この時代(1985年当時)に、もう統計を取っていて、ある程度明らかにはなっていたようですね。
万全の配慮をしたにも関わらず、「なぜこんな、目をつぶってても出来るような事が、、」という、うっかりミスをしたり、絶対に忘れる事などない事が、すっぽりと抜けていたり。
あとから、首を傾げるようなミスをするのもボイドタイムの特徴なのだとか。
そのようなミスを犯した時を遡ると、それが行われていたのがボイドタイムであった、という事のようです。
このボイドタイムという理論は、かなり昔からあったものの、なかなか普及しなかったのは、一重に、
「非常に複雑な計算が必要だったから」
刻一刻と変化する天体の位置を算出しなければいけないので、人の手ではかなりの度量が必要だったので、なかなか一般には普及しなかった理論だったのですが、石川源晃先生というのは、元々、電気工学の専門家で、長年この道の第一人者でした。その当時、まだ普及していなかったコンピューターの専門家だったので、日本のボイド時間を秒単位にまで正確に計算できるコンピュータープログラムを開発し、日本におけるボイド占星学がようやく広く普及していく事になります。
今、簡単にボイドタイムがわかるのは、石川源晃先生と、コンピューターの計算のおかげなのですね。
そして、ここから先が、
なかなかアメブロでは書きづらい部分。
この源晃先生の著書の中に、
「ボイドのときに生まれた子供の不吉な運勢」
という項目があるのですけど、こんな題名からして、もうアメブロには書けないでしょ(笑)
この件に関して、
アメリカの占星学者が、こんな研究発表をしているそうです。
「ボイドタイムに生まれた子供は、なぜか第一子で、男子、または積極的な性格の女子が多く、出産の時、難産になる傾向が強いという。
そして、その子供の性質は、孤独で、寂しがりやで、自己中心的であり、仲間はずれにされやすく、一般の子どもとは、やや違った傾向を示す。」
また、ボイドタイムでの出産というのは、出産の原因となった「受胎」の時が、ポイントだそうで、
ボイドタイム時の性行為よる受胎が、ボイドタイムの出産に繋がるのではないか、、とも書かれていました。
なんとも、、、
帝王切開ならまだしも、
自然分娩なんて時間選べませんけどね。
まあ、ボイドに生まれた子の性質に関する記述は、ボイド時間に生まれてなくても、そういう性質の子だっているわけですから、あまり気にしなくてもいいと思いますが、
私が気になったのは、
ボイドの結果にはボイドの原因がある、という部分。
ボイドタイム中の性行為が、ボイドタイム中の出産に繋がるとは、その因果関係はとても興味ありますね。
こうしたら、こうなるだろうって、ある程度予測が付く事柄なら、わかるのですけど、
受胎のタイミングがそうだったから、出産のタイミングもそうなるって、不思議過ぎる因果関係です。
ほんと、どうなんでしょうね、コレ。
ここから先もまた、アメブロには少々書きにくい事ですが、
ボイドが絡んでいるとみられる事件や事故、天災などというのもこの著書には書かれていまして、
まず、1983年に起こった日本海中部地震。
これは、死者行方不明者102名という大きな災害でした。
ですが、この中に、人災と言ってもいいような大きな過失があったのだといいます。
地震が発生した直後に、秋田地方気象台は、大津波警報を発令し、その緊急連絡は、秋田県消防防災課に伝達されました。
ですが、津波の第一波が、秋田の能代港に押し寄せた時、そこには遠足で来ていた小学生達がおり、被害にあってしまいました。
警報から、津波が押し寄せるまで18分。この間に十分に高台に避難出来るはずだったと言います。
ですが、実は、この秋田県の海岸地帯で、この時に避難勧告が出た形跡は無かったのだそうです。
後日、大津波警報の緊急連絡は、県の消防防災課に入ったまま、どこへも伝達されていない事が判明しました。
当時、県の消防防災課から、県下の各消防本部には、緊急伝達用の直通回線があり、その操作は、たった一つのボタンを押すだけ。
それなのに、県の消防防災課の職員は、誰一人として、その操作をしなかった。
その後、なぜ誰もその操作をしなかったのかの原因について、かなり追及されたようですが、結局分からずじまい。「魔が刺した」という事なのでしょうか。
また、遠足を引率していた先生も、海近くに住んでいるのなら、地震の後の海岸は危ないとの認識はあったはずなのに、広いところの方が安全だと思ったのか、山とは逆の海岸に誘導してしまったという話もあるのだとか。
ボイドタイム時の天災というのは、普段なら起こり得ないようなミスがいくつも重なり合って、天災なのに、人災の様相を呈する事にもなりうるのだと書いてあります。
また、皆さんもおそらく知っているような有名な事件や事故の数々も、実はボイドタイムが大きな引き金を引いたり、混乱させたのだと書いてあります。
日○機墜落事故
グリコ森永事件
ハウス食品事件
ロス疑惑
真珠湾攻撃
二・ニ六事件
なんと、
関ヶ原の戦いも、、。
多岐に渡って色々ありますね。
これらは、ボイドのせいで起こった、という事ではなく、ボイドのせいで混乱したり、想定外の結果になったり、先ほどの地震の話のように、普段ならしないミスを犯して、そうじゃなければ、もしかしたら結果が違ったのではないか、という事件、事故だというのです。
1985年出版の本なので、もちろん、これ以降の事は書かれてはいませんが、これ以降に起こった事件、事故、災害なども、もしかしたら、ボイドにかかっていたものも、あるのかもしれません。
(【演習】占星学入門 石川源晃・著にもボイドタイムの項目があり、ここにもそれ以降の事件、事故が追加で掲載されています。)
最近のボイドタイムに対する解釈としては、「何か新しい事を始めたり、大事な決断はしない方が良い時、何かうまくいかない時」というのが一般的ですが、当初は、かなりシビアに捉えられていたようですね。
ボイドタイムというのは、2日に一回巡ってくるので、気にしていると本当に生活に差し障るので、そこまで神経質になる事はありませんが、そのような「月が作り出す魔の時間帯」などというものに、人や物事が左右されるのが事実であれば、科学で解明されている事など、まだほんのひとつまみ。人間が、この世のすべて知るのは、きっと不可能なのだと思います。
END
出典「ボイド占星学」石川源晃
2コメント
2022.08.26 03:24
2022.08.20 15:43